スウェーデンの赤ベコ。


 午前中に2つほど仕事をこなしてから、有給をとって職場を出る。


 神保町へ。銀行でお金をおろし、さぼうる2で昼食でもと思っていたのだが、どちらも行列ができていたのでパス。

 書肆アクセスに入ると畠中さんが店番をしていた。早速昨日の「情熱大陸」出演の感想を述べる。そこへ古本女子コンビ“かねこうの”のこうのさんが来店。やはり畠中さんの出演について触れられていた。

 南陀楼綾繁さんおススメのこの本を購入。
 

Petit Book Recipe ~リトルプレスの作り方~

Petit Book Recipe ~リトルプレスの作り方~

 東京堂で『波』7月号その他を購入。『図書』7月号、『scripta』4号を貰う。


 昼食をとりにカフェヒナタ屋に行くがクローズの札がかかっている。それにしてもこのビルのエレベーターのレトロ振りはすごい。一度乗ってみることをお勧めします。


 三省堂自遊空間とスタバの間の道に以前から気になっていた行列のできているうどん屋へ行ってみる。確か丸香といったと思う。冷やしうどんの大盛りと野菜天を頼む。うどんのコシがつよくおいしい。ただ、野菜天のひとつがトウモロコシであったのには驚く。

 日本特価書籍に寄り、1冊。


 今日は夕方六本木で友人との待ち合わせがあるため時間調整に映画を観ようと銀座へ移動。ちょうど時間のあう「しゃべれども、しゃべれども」をシネスイッチ銀座で観る。国分太一が器用に二つ目の落語家を演じている。師匠役の伊東四朗さんの「火焔太鼓」も見事。志ん生の語り口で始まり、途中からしっかりアレンジして演じていた。


 外へ出ると友人から待ち合わせ時間の変更メール。余裕ができたので、教文館へ。講談社文芸文庫の棚の前に立つと品切れと思っていた小沼丹「椋鳥日記」が並んでいる。ロンドン好きの友人への手土産に購入。

 その後THE SUIT COMPANYでグレーのスーツを選び、家へ送る。


 六本木へ。待ち合わせの東京ミッドタウンに向かう。いつのまにこんなところができていたのだ。初めての場所に戸惑う。待ち合わせ場所の前にあるカフェで「お言葉ですが…8」を読みながら友人を待つ。6時過ぎに来た友人とは1年半振りの再会。


 友人が予約してくれているスウェーデン料理屋は7時開店のため、しばし六本木散歩。途中のパブでギネスとエールで乾杯する。この日記を読んでくれている友人は、僕の汗腺のゆるみを心配してボディソープをプレゼントしてくれる。お返しに先程買った「椋鳥日記」を渡す。彼女は今年ロンドンに行ったばかり。僕はもう5年も行っていないからうらやましいな。


 スウェーデン料理屋へ。この国の料理を食べるのは初めて。脂ののったサーモンがおいしい。ブルーチーズ入りのカツレツも美味でした。昔なじみなのでお互いの好みが分かっているから話もしやすく、リラックスできる。こんなにゆっくり食事をしたのは久し振りだ。
 各テーブルの上には赤い木彫りの馬が置いてある。縁起物であるらしい。つまりはスウェーデンの赤ベコというわけですね。


 東京ミッドタウンまで戻り、リッツホテルのカフェでタルトとコーヒー。友人と話しながら、自分が知らない間にずいぶんと物事を窮屈に考えていたことに気づく。もっと肩の力を抜いていこうと思う。いい時間が過ごせた。


 友人と別れ、電車に乗って帰る。iPodで昨日ダウンロードした立川談春朗読「姑獲鳥の夏」パート6を聴く。ついにこの「姑獲鳥の夏」朗読もパート7で完結した。