100分の100。

 朝5時起きで休日出張。


 行き先は昔6年ほど住んだ白楽だ。今日の仕事場は当時借りていたアパートのすぐそば。10年振りにアパートの前まで行ってみる。以前と変わらぬその姿にちょっと感慨深くなる。


 早朝からの仕事だったので昼近くに交代の同僚が来てお役御免。同じシフトの同僚たちと美味しいと評判のラーメン屋に行く。久留米ラーメン系でかなり濃いめの豚骨だ。確かに横浜家系ラーメンに慣れた口にはちょっときついな。しかし、ご飯にスープをかけて食べたら絶品だった。


 帰り道は六角橋のアーケードを通る。同僚が「京都の錦市場みたい」と言う。確かにその雰囲気が少しある。ここは昭和レトロの味わいも残るおススメの商店街。キャラクターグッズやノベルティ商品を集めた店があり、皆でしばし店内を冷やかし。ウルトラセブンの各話の一場面を再現した物があり、メトロン星人がちゃぶ台のとなりに胡座をかいて座っているシーンもあった。同僚の話では去年行った世田谷文学館では、胡座のメトロン星人の隣りで写真を撮れる展示が行われていたとのこと。知っていたらぜひ写真を撮りに行きたかったな。


 途中駅で下車してブックオフへ。105円棚から4、5冊購入。これらは週末の外市用として選ぶ。


 帰宅して、2回洗濯機を回し、外市の準備に着手。文庫を中心に選び、トータル100冊となる。今回はこの切りのいい数字で止める。


 コンビニへ行き、値札のコピー。帰ってきて値札に書名と値段を入れていく。全部売れたらちょうど4万円になる予定。1冊400円平均ということになる。これで、北條さんと《朝》さんがそれぞれ4万円を売ってくれたら、“朝晩bukubooks”トリオで12万円の売り上げとなり、チャンピオンの古書現世・向井さんと充分戦える金額となるのではないか。そのためにも週末はぜひ晴れて欲しいものだ。


 実家の母親から電話。甥っ子の耳に腫瘍ができて、火曜に手術するらしい。幸い悪性のものではないそうだ。10日間ほど入院することになる。「ぼく、入院するんだよ」と自分で母親のところに言いに来たとのこと。一番下の孫なので母親としても気が気でないのだろう。見舞いに行かないとな。 


 ちゃんとトイレを済ませてから、テレビの前に座る。11時15分からの「情熱大陸」を観るためだ。

 観ながら何度も、「内澤さん、カッコイイな」と呟く。一箱古本市の映像もしっかり流れていた。ところどころに登場する南陀楼綾繁さんが、いい味出してましたね。演出の人はこの南陀楼さんのキャラクターを使い倒してやろうという気満々で、ラストの場面をお二人の食事のシーンで終わらせたのもまさにその意図であることが分かる。申し訳ないけど笑ってしまった。
 でも、変に完結していなくていい感じのラフな作りを楽しんだ。


 今日のヴォーカルアルバムはこれ。

セルマ・グレーセン

セルマ・グレーセン