司会音痴。


 久し振りの職場。


 とりあえず、あわてず騒がず淡々と坦々と時間を過ごして行くように気をつけて行動する。


 何かに集中しようとして昨日までの出張報告書を一気に仕上げてしまう。「他の仕事もあるのに大丈夫?」と同僚に心配されてしまった。


 会議で司会を担当する。短時間で終わるようにとせっつかれながらやる司会はもともと苦手な上にますますやりにくい。それでもなんとか予定より1分30秒オーバーで終了。やっと終わったと思ったら、決定事項が閉会後の上司のひと言ですべて白紙に戻されてしまった。明日、一からやり直し。


 夕方には腰の当たりにずんと重い疲労が押し寄せてきた。今頃になって寝付かれなかった夜と出張の疲れが出たようだ。


 仕事を持ち帰りにして退勤する。


 本屋へ。

 雑誌棚の前にいる女性に遠慮しながら、上から2番目の1冊をとったのだが、後で見てみるとすでに手癖のついてしまっているものだった。まあ、買って読めばいずれはそうなるのだからと諦める。

ku:nel (クウネル) 2007年 07月号 [雑誌]

ku:nel (クウネル) 2007年 07月号 [雑誌]


 帰宅して『ku:nel』を眺める。真ん中の作家紹介のページに穂村弘さんが登場している。《2年半前に専業作家となってから》とあるのを読んで驚く。サラリーマンを辞めていたんだ。


 風呂に入ってサッパリしてから、持ち帰りの仕事を始める。機械的な作業が多いので、ジャズのBGMを流しながら、エイヤと片付ける。
 《思考を邪魔するので、仕事部屋は完全無音。》という穂村さんの仕事場の写真につけられたキャプションが頭にチラつく。


  BGMはこれ。

ア・ニュー・サウンド・ア・ニュー・スター ?ジミー・スミス・アット・ジ・オーガン Vol.1 (紙ジャケット仕様)

ア・ニュー・サウンド・ア・ニュー・スター ?ジミー・スミス・アット・ジ・オーガン Vol.1 (紙ジャケット仕様)