籠の鳥の烏龍茶。


 午前中の仕事は余裕があり、この時間を使って前倒し仕事を進めてしまおうと机に向かっていたのだが、周りの人の動きや話し声、電話の音などに気が散ってしまいほとんど進まずに昼を迎える。


 気分転換に今日封を開けたプラム烏龍茶をいれて昼食。甘い香りに誘われて女の子たちが飲みに来る。まるで籠の中の小鳥をめでるように、皆が笑顔でティーサーバーを手にする光景はわるくない。いつもより早く売り切れ。


 午後は仕事が立て込み、気がつけば退勤時間を過ぎて夕方となる。いつもなら、ここから腰を落ち着けてデスクワークに励むところなのだが、職場では集中できない体質なので、さっさと荷物をまとめてウチに帰る。


 帰り道のコンビニで『週刊文春』を買ってから帰宅。ポストに古書現世目録『逍遥』77号が届いている。


 早速、『逍遥』の店番日記に目を通してから、目録を見始めたのだが、持ち帰りの前倒し仕事が気になって文字が目に定着しない。


 あきらめて、机に向かう。なんとか2時間へばりついて八割方のメドが立つ。机から離れる。


 さて、これからもう一度『逍遥』に目を通して、遅まきながら古書現世へ注文メールを入れることにしよう。


 今日のBGMはこれ。昨日先輩からチェット・ベイカーのことについて聞かれたことが頭にあったため。

チェット・ベイカー・シングス

チェット・ベイカー・シングス