七人のTDL。


 今日は職場で研修会。講師の講演の後、聴講者の事例発表の時間が取られている。これは、その場で指名して答える形式のもの。司会者が知り合いなので、「もしかしたら指名するかも知れません」と事前に声をかけられていたため、講演もそっちのけでレジュメの裏に自分の発言する内容のメモをあわてて書く。年下の同僚2人が指名され、次は自分かと観念したところで時間切れとなる。ふうっ、心臓に悪いよ。なんだかタウンミーティングに参加したみたい。


 4時過ぎに仕事が終わり、部署のメンバー7人で慰安旅行に出発。同僚のワゴンに乗り込み、一路湯河原へ。いつもは混む海岸線の道もすいており、6時過ぎには宿に到着した。さっそく、風呂に入って汗を流してから夕食。今日部署で抱えていた大きな問題に解決の道筋がついたので、一同に軽い解放感があり、大いに盛り上がる。


 宿にはカラオケの設備はないため、フロントで紹介されたカラオケスナックへ移動する。ノリのいい同僚が、店の女の子に職業を当てろというお約束の質問をし、あまりまともに答えようとしない彼女にどうでもよくなり、“東京ディズニーランドの従業員”ということで通してしまう。


 日付が変わってから宿に戻るが、ノリのいい同僚がどうしてもラーメンを食べにいきたいと言い出し、男4人で深夜の湯河原の町に出て行く。気温が低く、寒い。先日読んだジャック・ロンドン「火を熾す」を思い出す。しかし、この時間の湯河原は人影はおろか歩いている犬さえおらず、やっているラーメン屋は皆無。結局20分近く歩いて、ようやくコンビニを見つけ、そこでカップヌードルを買って食べながら帰る。途中、島崎藤村ゆかりの宿と書いてある旅館の前を通った。


 2時過ぎに部屋へ戻る。冷えた体を布団にくるんで就寝。