誰にもあげないチェルシー。


 雨の中を出勤。
 
 夕方より上司と部屋に籠って4月からの諸々について詰める。予定外の人員増加を必要とすることが分かり、いろいろと調整をする。

 花粉の影響で咳が出て、声がかすれる。今日同僚がくれたチェルシーを誰にもあげずにひとりでなめる。


 帰宅途中の本屋で同僚とばったり。その後一緒にCD屋を覗くとDVD10%offセールをやっている。ジャズのDVDが1000円以下で出ていたので2枚購入。


 同僚と夕食をともにして帰宅。


 部屋で「Nat King Cole 1950-1952」を視聴する。いわばビデオクリップ集。モナリザルート66、スウィート・ロレイン、トゥ・ヤングなど名曲が並ぶ。ただ、何曲かの映像のコールはどうも白ぬりをしている上になめるようなカメラ目線でちょっと気味悪く見える。それらの曲は主に音声だけを聴く。大好きな大甘曲「フォー・センチメンタル・リーズンズ」は曲も映像のコールも問題なし。


 ハァとひとりため息をつく。こちらも感傷的な理由からである。
 ゴホンと咳をする。こちらは花粉症的な理由からである。