ワールドカップの王貞治。


 仕事を終えて本屋へ。

 岸本佐知子さんとの対談が収録されていると聞いたのでそれを目当てに購入。

小川洋子対話集

小川洋子対話集

 
 帰りのバスで桂枝雀「親子茶屋」を聴きながら帰る。


 帰宅後、録画しておいたサッカー「U22日本代表対U22アメリカ代表」を観る。結果は0対0。平山のおしいシュートはあったが、不発に終わる。途中で入った家長という選手が印象に残る。いい面構えと積極的にドリブルで仕掛けていくそのスタイルが気に入った。


 今日買ってきた「小川洋子対話集」から岸本さんとの「妄想と言葉」を読む。昔大洋ホエールズにいて読売ジャイアンツに移籍したシピンの話題で盛り上がっているのが面白い。彼がフィリピン系であったことを初めて知る。巨人に入ってヒゲをそったシピンへの落胆はお二人だけではなく僕も感じていたことだ。また、共通した感覚として語られる“一日一イベントまで”というのにも共感する。その日の退勤後にちょっとした飲み会やイベントがあると朝からそのことに気を取られ、他のことはほとんど上の空になってしまうタイプなので。もちろん、修学旅行の前の日は緊張して寝付けなくなるタイプでもある。


 今度の日曜にある知人の学術書出版記念会の会場変更の通知が来る。会場が超高級居酒屋(?)に変わり、平服(ノーネクタイ可)でオーケーとのこと。こういう席は初めてなのでホッとする。ただ、送られてきた英語文法の研究書は門外漢の僕には全然歯が立たない代物であることを考えると、著書の話題にまったく触れることなく会場に居続けるという高等技術を駆使しなければならなくなる。これは、昔ワールドカップの決勝中継のゲストに呼ばれた王貞治さんより場違いな存在ではないだろうか。