背中越しの空腹。

遅番の日。8時まで寝床の中にいる。しあわせ。


桂枝雀「茶漬えんま」を聴きながら入浴。


バスで駅前に出て、TSUTAYAでCDを返し、駅ビルで五目おこわとお茶を買ってから職場へ。


仕事を終えて帰ろうとしていると、後ろの席の若い女性の同僚が「お腹すいたよー」と叫んでいた。かわいそうに彼女は食欲に滅法弱いのだ。以前に手元にあったお菓子をあげたらこちらを見つめて「好きです」といきなり言われてビックリした。どうやらそのお菓子が好きだったらしいのだが。今日はあげるものはないので、そっと席を立つ。彼女の「うーっ」という低いうめき声が背中越しに聞こえてきた。


本屋を散策して何も買わずに帰宅。
玄関のドアノブにbk1からのメール便がぶら下がっていた。注文しておいたマンガが2冊届いたのだ。

地元の本屋で見つけられなかった2冊を早速手に取る。
まずは「おんなの窓」から。『週刊文春』で毎号欠かさず読んでいる伊藤理佐さんの一コマ漫画をまとめ、それに伊藤さんのコメントが付されている。もともと漫画の中にもたくさんの言葉が書き込まれているのだが、新たに付されたコメントもまた楽しい。絵の中の自分に作者としての自分がコメントで突っ込んでいく、その1人ボケツッコミの面白さがこの漫画のポイントだと思う。


大阪ハムレット2」から第1話「十三の心」を読む。社交的な姉に対して複雑な感情を抱きながら、小説家になろうと思っている中学1年生の東直子という女の子の話。相変わらず、質の高い作品である。一日で読んでしまうのがもったいないため今日はこれまで。直子が岩井先生に連れられていった高校の文芸部部長という大仏頭の女子高生のキャラクターが最高だ。



今日の4000番台。

プレイヤー・ミーティン

プレイヤー・ミーティン


ジミー・スミススタンリー・タレンタインが共演した4164番。ともにバイタリティーがあり、豪快な2人が、お互いの腕を振るった男の料理をいただいているような気分で聴く。