こぐこぐ漱石。


今日職場で印象に残ったこと。

利殖に関するセールス電話を受けた同僚が適当に電話を切ったりせず、相手との生き方考え方の違いを正面から語り続けていた。

同い年の同僚(女性・既婚)が、ふざけて人目の多い職場の入口でドラマのシーンとしても見かけないほどのオーバーアクションで僕に向かってブンブンと腕を振ってきた。

おっとりしていると思っていた後輩の女の子が、とても気の強いことを知った。


退勤後、TSUTAYAへ。
先日借りたCDを返して、また桂枝雀師匠のCDを3枚借りる。これでサービスクーポン券はすべて使い切った。


帰宅するとポストに「出版ダイジェスト 白水社の本棚」No.131が届いていた。コラム「愛書狂」は伊藤礼「こぐこぐ自転車」を読んでいて漱石の「自転車日記」が読みたくなったという話。10年ほど前にロンドンに行った時、その「自転車日記」の記述を読んで漱石が自転車を練習したコース(ラベンダーヒルからバタシー公園まで)を歩いたことを思い出す。


日垣隆「個人的な愛国心」読了。この本にも「こぐこぐ自転車」は登場し、《実に名著である》と評されている。読んでみようかな。
また、「古本屋ぼんぼんの心温まるエッセイを推す」という文章で日垣さんは向井透史「早稲田古本屋日録」(右文書院)を絶賛している。全編のほぼ半分が「早稲田古本屋日録」からの引用であることから日垣さんが向井さんの文章を相当かっていることがよく分かる。


向井さんのリニューアルしたブログ「週刊現世」が楽しみだ。



今日の4000番台。

ソウル・ストリーム(紙ジャケット仕様)

ソウル・ストリーム(紙ジャケット仕様)

ジョージ・ブレイスのセカンドアルバムが4161番。2本のサックスを同時に吹くブレイスのどこか音程が狂っているようなかすれたような音色に心和む。2本吹きのよさはそのテクニックにあるのではなく、このなんだかほんわかとおかしい音色にあるような気がする。