花金に「夢金」。


やたらと会議ばかりが続く一日を過ごす。
後輩の女の子から仕事上のことで相談を受ける。
さして実のあるアドバイスもできなかったが、「話を聞いて気持ちが楽になりました」と言われほっとする。


いったん帰宅し、明日からの出張の準備をしてから、外出する。
若い知り合いたちとアジアンキッチンで飲み会。花金と忘年会シーズンが重なって店は大にぎわいだ。
この店の副店長が知り合いのため、広い席で時間無制限となる。ありがたい。
ほとんどが4、5年ぶりの再会となるため懐かしい。職を変えたり、地方に転勤したりと若いなりに彼らの人生はさまざまだ。
明日、朝が早いので11時過ぎに先に失礼する。


帰りの電車・バスで志ん朝「夢金」を聴く。雪の降る寒い川の上を怪しげな男女の乗った屋根舟を強欲な船頭が棹さしていく。現実の冬の夜の寒さと噺の世界の中の寒さがシンクロして何ともいえない風情がある。


明日は4時半起きだからすぐに寝よう。