SATURDAY AND SUNDAY


職場を出て本屋へ。

  • 『WiLL』1月号
  • 坂口安吾『不連続殺人事件』(角川文庫)

安吾本は先月出た新装版だ。

買った本を持って駅ビル内を歩いていると、コンタクト屋の前に出る。店の女店員の接客姿を見て思わず足が止まる。テーブル席に腰掛けている男性客と話をするのに、椅子に座るのではなく床に両膝をついた姿勢でいるのだ。その店員だけでなく、別の人も同様にしている。各テーブルに椅子が1脚しか置いていないことからみてこれは店のマニュアル通りの所作なのだろう。以前に飲屋街の看板で見た“ジュータンパブ”という単語を思い出した。行ったことないけど、きっとこんな感じじゃないかな。


帰りのバスでは桂文楽「鰻の幇間」を聴く。いつの間にか寝てしまい、降りるバス停を出る直前に目が覚める。なんとか、乗り過ごさなくて済んだ。


帰宅して、『WiLL』の日垣隆さんと向井透史さんの連載を読む。向井さんが本を買い取りにいった家で留守番を頼まれ、夜1人でいるところに見知らぬ男性が訪ねてきたのを見て思わず電灯を消して居留守を使ってしまうその感覚がよくわかる。自分も同じ状況ではそうしてしまいそうだもの。


持ち帰りの仕事をやらなければならないのだが、グズグズしてしまってなかなか始められない。夕食を食べ、テレビをしばらく眺めてからやっと始める。2時間ほどやってから、ブログ散歩。

最近の散歩での収穫は、「東京brary日乗」の阪神・井川投手=明治天皇説。もう、明治天皇にしか見えない。


そういえば、向井さんが『本の雑誌』で連載を始めることをどこかのブログで知った(名前失念しました)。楽しみ。

抱えている仕事が終わらないので、明日は休日出勤しなければならない。寒そうだな。


今日の4000番台。

ワン・ステップ・ビヨンド

ワン・ステップ・ビヨンド

「レット・フリーダム・リンク」の続く、マクリーンのフリージャズ接近作品が4137番。
とりあえず、この手の作品にはあまりピント来ない方なので、1曲目の「SATURDAY AND SUNDAY」という曲名を見て、丁度いいじゃんと思ったりしながら仕事のBGMとして流す。