文庫の日。

休日出勤。
昼過ぎまで野外仕事をする。


職場に訪ねてきた知り合いと駅ビルで昼を食べて別れる。
そのまま電車に乗り高田馬場へ。


駅前のBIGBOX古書感謝市を覗く。

  • 折口春洋「鵠が音」(中公文庫)
  • 奥村土牛「牛のあゆみ」(中公文庫)

前者が150円、後者は200円。後者はダブリ。これも肌色文庫用だ。


向井さんとBIGBOXの中を通り、裏口を抜けて喫茶店へ行く。自分の仕事の話などをする。貴重な休憩時間を割いてもらっているのにつまらない話しかできず申し訳ないなあと思いつつ、目録注文品の代金を払って帰る。


帰りの車中は塩山芳明「出版業界最底辺日記」(ちくま文庫)の続きを読む。神保町古書店巡りコースを記した箇所にあるこんな記述に頷いてしまう。
《老舗の凄みを痛感させてくれるのが、「一誠堂」の店頭。一般書籍が200円、文庫が300円の各均一でよく並ぶが、驚かされるのが、いずれも値段以上の価値があるものが一切ない点。》
確かにほとんど買えたことがないな。


地元駅ビルのセールで衣類をいくつか買ってから帰宅。
部屋で「出版業界最底辺日記」読了。塩山さんのように本を読まなくてはと思う。


今日は、文庫を買って、文庫を読んだ“文庫の日”でした。


今日の4000番台。

ハブ・トーンズ+3(完全限定生産/紙ジャケット仕様)

ハブ・トーンズ+3(完全限定生産/紙ジャケット仕様)


フレディ・ハバードが同世代の若手とともに吹き込んだ4115番。
大学時代、友人の部屋に遊びにいったらこのアルバム(LP)のジャケットが飾ってあった。友人は「ジャズはいいぞ」と諭すように僕に語りかけていた。その時の印象はジャズってカッコいいなあという単純なものであった。今見てもこのシンプルなジャケットはカッコいいし、演奏も溌剌としている。違うのは20年の年月を経た僕がCDで演奏を聴いているということだけだ。


読了1。
【購入できる新刊数=2】