発掘男と古本と市。


朝、雨がやんでいる。歩き始めると正面の空の雲が横広に切れて朝焼けの赤みを帯びた光が見える。湿度があり、ロンドンの冬を思い出す。


気持ちよく歩いていると、しきりにクラクションを鳴らしている車がいる。なんだろうとそちらを見ると同僚が僕を呼んでいたのだ。


車に乗せてもらい職場へ。今日は歩いて行きたかったなと思っていたのだが、途中で小雨が降ってきたので助かった。


仕事を終えてつけ麺屋へ。今日も満員。とりあえず、本屋で時間をつぶす。「本日記」は今日もなし。


もう一度つけ麺屋へ。今度は座れた。昨日の食券は何も言われることなく店員の手に落ちる。


食後、バスに乗って帰る。車中は桂文楽「よかちょろ」。


帰宅後、ブログ散歩。岡町さんからコメントが来ていた。
『Monthly Takamitsu』125号は昨日入手してすぐに目を通した。岡町さんが長野に単身赴任されるということに驚く。以前のコメントにあった出来事というのはこのことだったのですね。東京近郊を離れるということで落語・舞台等のライブレポートを中心としたこの『Monthly Takamitsu』も《岡町の身辺雑記を書いていかざるを得ません》という状況になるとのこと。《そんなものは読みたくないという読者もおられるかもしれません》なんて心配は僕に関してはまったく無用。身辺雑記大好きですから。


この2日間、退屈男さんが作った「一箱古本市リンク集」をチェックするのが楽しくてしょうがない。「退屈男と本と街」にアクセスする度に新しいリンク先が発掘され追加されている。その情報収集能力とフットワークのよさに驚きと感謝の念を強くする。いっそ“発掘男”に改名されたらどうだろうなどと思ってしまうほど。




今日の4000番台。

ザ・ナチュラル・ソウル (紙ジャケット仕様)

ザ・ナチュラル・ソウル (紙ジャケット仕様)


トミー・タレンタイン、グラント・グリーン、ジョン・パットンと共演したルー・ドナルドソンの4108番。
共演者との絡みもいいのだが、2曲目の「ラブ・ウォークド・イン」や5曲目の「ザッツ・オール」といったスタンダードでのルーおじさんのソロがやっぱりいいな。ちょっとしたミストーンも味にしてしまうところなんかもう最高。


【購入できる新刊数=2】