非常階段からTUBE。


仕事を終えて本屋へ。

このアエラムックはなかなか中身が濃そうだ。浦沢直樹高野文子吾妻ひでお諸星大二郎谷口ジロー各氏の書き下ろし短篇が収録されている。
個人的には高野文子さんと谷口ジローさんの書き下ろしが読めるのがうれしい。特に高野さんは「黄色い本」以来の作品になるらしい。ただ女の子が折り紙で鶴を折る姿を描いているだけなのだが、それだけで高野ワールド全開。
谷口ジローさんの「月の夜」は月の夜に黒猫に誘われて路地に入って行った若者が何故か明治時代にタイムスリップしてしまい、どうやら漱石三四郎」の主人公の役割をふられてしまう。真砂町の洋食屋に入ると帝大講師時代の漱石が食事をしていたりする。「坊ちゃんの時代」の世界を久し振りに味わう。


帰宅後、坪内祐三「酒日誌」を読了。2004年7月10日の日記に登場する神奈川県民ホール6階のレストランは確か「英一番館」という名前の店で、数年前まで職場の歓送迎会等の会場に使っていたので僕も何度か行ったことがある。その時、店の入口に阪神タイガースの選手の写真やサインが飾られているので、お店の人に聴くと阪神タイガースの選手が横浜ベイスターズとの対戦の時に食事に使う店なのだそうだ。ローストビーフが一番のおすすめだと店の人は言っていた。
以前に行ったときは、ちょうど下のホールでTUBEのコンサートをやっており、レストラン奥にある非常階段を伝わってボーカル前田の熱唱がけっこうはっきりと聴こえてきたのを覚えている。コンサートのチケットを取れなかった時はこの店に来て食事をしながら漏れ聴くことができるなと思った記憶あり。



今日の4000番台は休み。
その代わり、これを視聴する。

LIVE“Fragile”2005 at GLORIA CHAPEL [DVD]

LIVE“Fragile”2005 at GLORIA CHAPEL [DVD]


畠山美由紀2005年GLORIACHAPELコンサート完全収録のDVD。コール・ポーターの「ソー・イン・ラブ」から入り、アンコールの賛美歌「ウォーター・イズ・ワイド」に終わる。洋物のカバーも悪くないのだが、やはり愛聴しているアルバム「リフレクション」収録の日本語によるオリジナル曲「クレマチスよ」「くちづけ」「春の気配」「愛にメロディ」「リフレクション」がいいな。


読了1。
【購入できる新刊数=2】