ぬけられます。


昼まで職場で仕事をし、午後から出張。

年に一度のお得意様回りの営業だ。それが終われば本日の業務終了となる。

横浜線沿線の出張場所から脇目もふらず神保町へ。車中のともは矢作俊彦「ららら科學の子」(文春文庫)。


まずは書肆アクセス
畠中さんに挨拶しようとすると来店中の田村治芳さん(『彷書月刊』編集長・なないろ文庫ふしぎ堂店主)に紹介してくださる。こちらはよくお顔を存じ上げているため初めて挨拶を交わすというのがちょっとふしぎな感覚。名刺をいただく。加えてこちらも来店中の晶文社高橋千代さんにも紹介していただく。またもや名刺を頂戴したのだが、そこにはちっちゃな犀のマークが。なんだかそれだけでうれしいのに、フリーペーパーの「晶文社SCRAP通信」もいただいた。これによると「古川ロッパ昭和日記 戦前編」の新装版がでるらしい。やっぱり晶文社には頑張っていてもらいたいな。
アクセスでの買物。

「読む人」は同題のスムース文庫の増補版。「滝田ゆう奇譚」は「寺島町奇譚」の読解本。河出書房新社からも滝田ゆう評伝「ぬけられますか」が今月出るはず。ちょっとした滝田ゆうブームなのかな。
さっきまで林さんが店にいたと畠中さんから聞く。それならアンダーグラウンド・ブック・カフェの会場でお会いできるかもしれないと思いつつ東京古書会館へ。


UBC会場を一回り。林さんの姿はない。二回り目で以下を買う。

  • 「東京余情 文士が愛した町々」(実業之日本社
  • 『SCRAPSTICS』Vol.3
  • 『古本』第32号

1番目は東京に関するエッセイ・小説のアンソロジー。唯一収められた座談会のメンバーが植草甚一清水幾太郎池波正太郎の3氏というのがシブい。
2番目は初めて見たミニコミ(それともムックと呼ぶべきか)。特集1が“日記本は楽しい!”、特集2は“ナンシー関徹底研究”という組み合わせに思わず手が出た。巻頭の日記本対談に南陀楼綾繁さんが登場している。この3号は2000年発行のもの。その後出ているのだろうか、まったく見かけないが。
その他、本ではないが旅猫雑貨店からポケット付きキャンバス地の新書カバーを購入。前回のUBCで買った酒袋のカバーも愛用している。


レジでドリンク無料券を貰ったので会場を出たところでカフェラテを頼む。そこに旅猫雑貨店のカネコさんがいらっしゃったのでお話をする。すると西秋書店さんがいらっしゃって声をかけてくださる。いろいろなことを教えていただく。僕の予想していたことが当たっていたことを知る。

近くのテーブルに林さんの姿を発見。ご挨拶をする。本当は林さんも参加する夜のトークショーを聞いていきたいのだが、明日の仕事の準備もあり、すぐに古書会館を後にする。


岩波ブックセンターで『みすず』10月号を買い、『図書』10月号を貰う。
『図書』で11月の岩波の新刊案内をチェックすると「完本 正岡容 寄席随筆」という書名が。これは読みたい。
『みすず』では「ふるほん行脚」で田中眞澄さんが早稲田の古本屋を回っている。平野書店、古書現世、いこい書房、江原書店、三幸書房などが登場。


先日閉まっていた日本特価書籍で2冊。


帰りの電車で早速新書カバーをかけて「読む人」を読む。所収の「読む人展日記」に自分が出てくるのでちょっと面映い。車中で読了。
今度は坪内新書につけかえて読み始める。途中乗り換えの時に新書カバー脇のポケットにパスネットSuicaを入れておくと本を手に持ちながらカバンやポケットを探ることなく改札を抜けられるので便利。


帰宅していろいろと作業をする。

ブログ散歩をすると「crazy feeling 2」(http://hstm2.exblog.jp/)で「『近代日本文学」の誕生 百年前の文壇を読む」の人名索引を作ってくれている(まだアップの途中らしい)。ありがたい。


今日、一箱古本市案内メールを送った友人のひとりから返信が来た。OKとのこと。うれしい。


今日の4000番台。

ヘイ・ゼア

ヘイ・ゼア

  • アーティスト: ザ・スリー・サウンズ,アンドリュー・シンプキンズ,ジーン・ハリス,ビル・ドゥディ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1994/04/27
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログ (1件) を見る


いつものスリー・サウンズが4102番。感想もいつも通り。

購入4。読了1。
【購入できる新刊数=1】