10月の蝉。


久し振りの遅番。8時に起きる。
窓から午前中の陽光が差し込み、部屋を明るくしている。
脳内に幸福物質が分泌されている感じ。
マキシム・サリバンの「blue skeis」を聴きながら、気分を盛り上げる。


バスに乗っていると蝉の声が。10月の蝉か。
どことなく悲しげに聴こえる。


駅前に出て銀行に寄り、家賃を振り込む。駅ビルで木の子のオコワと総菜を買ってから職場へ。


この秋、仕事で京都へ行く後輩の女の子にグレゴリ青山「しぶちん京都」を貸す約束をする。
グレちゃんファンを増やしてやろうと地道な活動を開始。


夕方からは、横浜のホテルで仕事がらみの立食パーティ。
ビジネストークと営業用の笑顔が満載。とりあえず、料理をたらふく詰め込んでおく。


帰りの電車で、名取洋之助「写真の読みかた」(岩波新書)を読む。『LIFE』がヒトラーにドイツを追われた人々によって創刊され、その第2号の表紙に早くも名取氏の写真が使われたことを知る。


帰宅後、向井透史「早稲田古本屋街」(未來社)を読み始める。手始めに“序章 昭和二〇年、早稲田古本屋街消滅”を読んだ。明治時代、早稲田大学の誕生とともに登場し、昭和20年の大空襲で消滅する戦前の早稲田古本屋街史を簡潔でありながら興味深くまとめるその手腕と文章力に感服する。うーん、参った。


明日は、仕事が休みなので、早稲田青空古本祭に行く予定。向井さんの本を読んで、気分がわきたつ。
問題は天候だけだな。


“秋も一箱古本市”の店主一覧が発表された。
自分の箱の場所も決まる。本当に参加するのだなと少し実感がわく。
やはり、問題は天候だな。


今日の4000番台。

ヒア・ウィ・カム

ヒア・ウィ・カム


御馴染みスリーサウンズのスタンダード集が4088番。
このグループの安定したムラのない演奏は、どのアルバムがどうのとか、この曲がこうのといったことを感じさせない。もう、いっそ「スリーサウンズ100」とでも題して10枚組にでもまとめてしまえばいいのではないかとさえ思う。


【購入できる新刊数=3】