9月のアレ。

9月は雨のスタート。“セプテンバー・イン・ザ・レイン”といったところか。


仕事を終えて本屋へ。
出がけに携帯本をカバンに入れ忘れたので本来なら手軽に読めそうな文庫本でも買うところなのだが、今日から新刊購入権利制復活を決めているためそれもできず。今日は見るだけ。


帰宅後、権利を得るためにも読書に励む。
手始めに、江川達也日露戦争物語」の21巻を読了。日清戦争鴨緑江渡河戦の続き。最近のマンガ雑誌を見ていないので単なる印象なのだが、これだけ絵面のキタナイ漫画も珍しいのではないかな。文字も多いし、手書きの書き込みのある地図はあちこちに挿入されているしで、もうごちゃごちゃ。でもそれなりに読ませてしまうのはさすが。


続いて、野呂邦暢「愛についてのデッサン」に取りかかり、読み終える。若くして亡父の残した古本屋を継いだ佐古啓介が、本に関わる事件の謎を追いながら旅をし、人々の人生や思いに触れていく連作小説。ほとんどの話に女性が絡み、20代半ばの主人公はその女性たちに心揺れ動いていく。なるほど「古本青春小説」ですね。最後は長崎という場所と父親の過去に収斂していくところが読みどころ。作中に点描される古本及び古本屋に関する蘊蓄の部分に作者の古本好きがうかがわれて、なんだがちょっとうれしくなる。


今日の4000番台。


「ソウル・ステーション」と「ワークアウト」に挿まれたモブレーのBNハードバップ三部作とも言われるのがこの4058番。6曲中5曲がオリジナルであることからもモブレーの本気度がわかる一枚だ。ハバードとモブレーのフロントラインの切れ味もさることながら、ドラムのブレイキーが煽りがすごい。ここまでお尻を叩かれれば2人も頑張らないわけにはいかないだろうな。


本日、購入0で読了が2。
9月にはやたら分厚いあのシリーズの文庫も出るし、あのノーベル賞作家のアレも出るから、権利はいくらあっても充分とは言えないのだ。読めよ、増やせよの気分。

【購入できる新刊数=2】