夏の過ち、秋の清算。


今日は休みの日であったのだが、昨晩かかってきた電話のため朝から職場へ行く。予想通り、職場へ行けばいろいろと仕事がふりかかってくる。
その一つとして必要経費の清算を行ったら、この春から夏までの立て替え分が20万を超えていることを確認する。書類を起こし、領収書を貼付け、係に提出。これで9月中旬には現金が返ってくるはず。待ち遠しい。


1時過ぎに退勤。神保町へ向かう。
まずは腹ごしらえ。昨晩テレビで餃子を見たため、餃子を食べようと神保町交差点近くの白山通りにある大鴻餃子房に入る。先日これもテレビ番組でオリエンタルラジオの行きつけの店として紹介されていたのが記憶にあった。黒豚餃子の並定食を頼む。けっこう大振りな餃子6個に白い御飯とスープのシンプルな構成で750円。アツアツの餃子をハフハフいいながら食べる。餃子もうまかった。


腹も落ち着いたところで書肆アクセスへ。

  • 『本の手帳』創刊号
  • 『文游』第25号

前者は蔵書票の特集、後者は鈴木地蔵さんの評論が巻頭に。


いつものコースをぶらりとして、喫茶ぶらじるでひと息入れ、最後は日本特価書籍

マンゾーニは既に上巻を購入済なので残りをまとめて。
ユリイカ』は“理想の教科書”特集。


地下鉄を乗り継いで高田馬場へ。
BIGBOXの古本市に行くと帳場に向井透史さんの姿が見えたので挨拶し、目録注文品を受け取ってから、会場をひと回りして2冊選ぶ。


休憩時間になった向井さんとお茶をする。1時間ほど京都旅行や自分の仕事の話など。
ちなみに目録で買った本は以下の3冊。

  • 山田美妙「あぎなるど」(中公文庫)
  • 野原一夫「含羞の人」(文藝春秋
  • 石川活「晴れのち曇、所により大雨−回想の石川淳」(筑摩書房


帰りの車内は島村利正「奈良登大路町|妙高の秋」(講談社文芸文庫)を読む。


帰宅後、「奈良登大路町|妙高の秋」読了。今月のノルマは滑り込みセーフとなる。


今日の買物の中から『ユリイカ』を手に取り、紅野謙介先生の文章と石原千秋×斎藤美奈子対談を読む。その他のものも面白そうだ。来月の吉田健一特集も楽しみ。


明日から9月。予告通り、買える権利制も復活させることにします。
本買いの夏休みも終わったということか。たくさんの積ん読本と買いたい本を抱えて夏のあやまちを身に染みて感じる秋がすぐそこまで来ている。


今日の4000番台。

ブルー・アワー

ブルー・アワー


スタンリー・タレンタインとスリーサウンズの共演となる4057番。演奏・ジャケットともに好きなアルバムだ。ジャケットの写真は御馴染みフランシス・ウルフ撮影なのだが、いつものはっきりくっきり超ドアップ写真と違って、ピント間違いのようなぼやけた写真にタイトルに引っ掛けたちょっとくすんだ青い色がいい。演奏もゆったりとしたテンポで、ヘンに物事をはっきりさせたりしない連綿模糊とした風合いがある。スリーサウンズもトリオアルバムよりこのような伴奏に回った演奏のほうが個人的には好ましい。