進々堂の山田稔。


京阪滞在最終日。


ホテルをチェックアウトし、京都駅へ。大きな荷物をコインロッカーにあずけてバスで下鴨へ向かう。


当初の予定では神戸の古本屋を回るつもりであったが、おととい「エエジャナイカ」の北村さんから口笛文庫が夏休みでやっていないと聞き、今回は見送ることにした。


代わりに2回目の下鴨となる。日曜日とあって初日と変わらず人出が多い。
初日に1冊500円であった赤尾照文堂の台が3冊500円になっていたので、脇村義太郎「回想九十年」(岩波書店)や杉本秀太郎「散文の日本語」(中央公論社)など6冊購入。それに他の店で買った数冊と初日に買った6冊を加えて会場内の宅急便のテントから家に送る。箱代込みで横浜まで850円。お願いすると買物途中でも本を預かってくれるので重い本を抱えながら動かなくていいので助かる。


昼食は糺の森近くにある洋食のらくろで名物のトルコライストルコライスはオムライスの卵の上にカツがのっている感じ。全体的に味が薄いような気がする。大汗をかいているので塩分を体が欲しているのかもしれない。


午後2時過ぎに下鴨を離れて百万遍進々堂へ。京都の最後はこの店で過ごすのが自分自身の中での決め事となっている。クリームコーヒーを飲みながら、山田稔「残光のなかで」(講談社文芸文庫)を「糾の森」から読み始める。この作品を読むには最高のシュチュエーションである。


バスで京都駅に戻る。車中では京都にちなんで古今亭志ん朝愛宕山」を聴く。


土産などの買物をして16:56発のぞみで京都を離れる。2時間「残光のなかで」を読みながら帰ってくる。


帰宅して、買ってきた茄子の漬け物で夕食。うまい。


これで僕の夏休みが終わった。
明日から仕事に追われる日々か。


【下鴨での購入本】