退勤後、本屋へ。
『週刊読書人』は“二〇〇六年上半期の収穫から”。40人の識者が印象に残った本を3冊あげるアンケート特集。この特集のときだけは必ず買ってしまう。
「同級生交歓」には坪内祐三氏による「はじめに」がついている。これも坪内氏による解説本の一つに加えていいだろう。ただ、それを報告する先の「落穂拾い」はもうないのか。
大戸屋で稲庭風うどんを麻婆なすダレで食べる新メニューを注文して、「はじめに」に目を通す。
さまざまな学校の同級生たちの組み合わせの妙を興味深く紹介している。麻布や日比谷の充実ぶりは予想できたが、京華が意外に面白い卒業生を持っているのだ。正岡容、城昌幸、瀬沼茂樹、小島政二郎、岡本文弥、平岡正明の名が連なる。昔、高校受験の時に受験校リストに京華を加えようと考えたことを思い出す。あの時受験しておけば今頃この方々の後輩になっていたかも。結局は某大学の付属高校に進み、坂口安吾の後輩となり、大学の卒論もその縁で安吾となった次第。
その他、本屋で『本の話』8月号と『本が好き!』vol.2を貰い、駅ビルのスーツショップのセールで革靴を3980円で買い、ダイソーで小物を3品購入して帰宅。
「同級生交歓」をぱらぱらと見ていると、やはり麻布中学の充実度はすごい。矢野誠一、倉本聡、堤義明の同級生トリオもさることながら、圧巻は加藤武、仲谷昇、小沢昭一、フランキー堺のカルテットだろう。濃い同級生だなぁ。
今日の4000番台。
- アーティスト: アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2005/10/26
- メディア: CD
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ウェイン・ショーターが加わった日本来日メンバーの新生ジャズ・メッセンジャーズが4029番。御馴染みティモンズ作曲の「ダット・デア」が入っている。ラストの「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン」は、あの耳に馴染んだテーマが出てこない。斬新なのかもしれないが、これはちょっと寂しい。ナット・キング・コールの歌でも聴くしかないか。