読み買い揃えるちくま文庫。


蒸し暑い朝を迎える。
職場へ行くだけでぐったりする。


職場でちょっとした引越しがあったり、使っているソフトの不具合があったり、海外出張に行く同僚に電子辞書を貸して喜ばれたりしているうちに夜が来た。


退勤して本屋へ。

今月のちくま文庫の新刊を2冊。南陀楼さんや向井透史さんのブログで有名な塩山さんの日記は、ぱらぱらめくってみただけでもその面白さが伝わってくる。解説の福田和也氏も絶賛だ。
「短篇礼讃」は、いきなり小山清「犬の生活」から。その他も牧野信一岡本かの子渡辺温久生十蘭大坪砂男山川方夫野呂邦暢阿部昭久坂葉子、永山一郎、田中英光というシブいラインナップ。たぶんこのアンソロジーを手に取らなければ一生知らないで終わる短篇がほとんどだろう。こういう文庫オリジナルは大歓迎だ。

帰宅して、今日の携帯本である大村彦次郎「文士のいる風景」(ちくま文庫)を読む。作家百人を没年順に並べてスケッチした《文壇百話》もの。没年順というくくりもあり、文士の死に方百話という側面も持っている。有名どころからマイナーな存在まで、豊富なエピソードが盛り込まれたうれしい本。こんな文庫オリジナルももちろん大歓迎。


今日の4000番台。

グッド・ディール

グッド・ディール


ルフレッド・ライオンが愛したピアノトリオのブルーノート第3作が4020番。基本的にはジャズのスタンダードナンバー集なので、その選曲も合わせて楽しむ。やはりソニー・ロリンズの「セント・トーマス」が目玉かな。今では超有名曲のこのナンバーも当時は湯気の立つ新鮮なナンバーだったんだろうと思いながら聴く。

購入2。
【購入できる新刊数=1】