三分間だけの散文家。

今日職場で、随筆の依頼を受ける。系列の職場すべてに配布される冊子の随筆欄の原稿だ。締め切りは来週早々と随分早い。つまり誰も引き受けてがいないため急遽回ってきたというわけか。先輩の頼みなので引き受ける。さて、何を書こうかと思案していると、先程の先輩が戻ってきて、「他の人のストック原稿があったからそれを送ることにする」とのこと。なんだ、山田稔氏や杉本秀太郎氏のようなこれぞ“散文”という文章を書いてやろうと思っていたのに残念だなと思いつつ、内心ホッとして仕事を再開する。


退勤後、本屋を冷やかしてから帰宅。兼常清佐「音楽と生活」(岩波文庫)は置いていなかった。


高島俊男お言葉ですが……10」の続きを読む。満点パパの鴎外や祗園の漱石寺田寅彦「団栗」に“師団”と“旅団”の違いなどいろいろと興味深く読了。来月の文春文庫にはこのシリーズの7が入るそうなので楽しみにしておこう。


田村高廣さんの訃報を聞く。とても残念だ。田村さんが「鬼平犯科帳」で演じた雨乞い庄右衛門は素晴らしかったな。吉右衛門鬼平シリーズの中でも僕のベスト1だ。追悼の意味を込めて今度見直してみよう。


やっと1冊読み終えたので、これで1冊買えるぞ。

【購入できる新刊数=1】