配達された3通の郵便。

同僚によると今日の僕の運勢はあまりよくないらしい。
そのせいかは知らないが、夕方の退勤時にはぐったりと疲れていた。
本屋でこの2冊を買って帰宅。

  

ポストを覗くと郵便物が3種類入っていた。

(1)『出版ダイジェスト/白水社の本棚』
(2)「ちくま文庫解説傑作集」
(3)『Monthly Takamitsu』121号


(1)では、池内紀訳のカフカ「変身」が早くも白水Uブックスに入ること、そして4月には「失踪者」、その後月ごとに「審判」、「城」、「流刑地にて」、「断食芸人」、「ノート1 万里の長城」、「ノート2 掟の問題」と出版されることを知る。


(2)がついに届いた。確かに解説執筆者のメンバーを見ると絢爛豪華だ。非売品に贅沢言っては何だが、やっぱりカバーを付けて欲しかったな。それもオリジナルのレアなヤツを。


(3)今回は2005年度収穫回顧号。ライブ、ギャグ、映画、書籍・雑誌、CD、テレビ番組などの項目ごとに昨年の収穫が列挙されていて壮観だ。 やはり、書籍・雑誌篇に反応してしまう。買っている本がかなり重なっている。文字通り僕は買っているだけなのだが、岡町さんはそれらによく目を通されているからすごい。“哲学書を読む成田三樹夫”(「脇役本」)っていうのに痺れる。読まなきゃ。あと、ギャク篇の春風亭昇太師匠の《小牧長久手の合戦以来》というのがツボだった。最後に「晩鮭亭日常」という文字が出てきてびっくり。おほめいただき恐縮です。


その後、業田良家「源さん刑事(上・下)」を読む。下の最後の短篇「言葉の完成」が面白かった。


今日のピアノトリオ。

ウィ・スリー

ウィ・スリー

バラードとブルースの夜

バラードとブルースの夜

2枚あわせて4人の黒人ミュージシャンにこっちを見られるとちょっとたじろぐ感じ。
前者に関して寺島氏はLPの表はダメで裏がいいと評価。つまりCDでいうと1〜3曲目と4〜6曲目までにあたる。申し訳ないが僕にはその違いがわからない。1曲目の「リフレクション」からけっこうキャッチーにきていると思うのだが。
後者は、コルトレーンカルテットで重厚なイメージのあるピアニスト・マッコイが思いのほか“軽い”ピアニストであることがわかる1枚。「ラウンド・ミッドナイト」や「ブルー・モンク」といったセロニアス・モンクの曲をやっても全然くどくない。ある意味、そこが物足りないかもしれない。もう一味欲しい気がする。