出張はいつも雨。

午前中職場で仕事をし、午後から出張。
出張を終え、横浜駅西口の有隣堂へ。

山本善行さんの「天声善語」は、ちくま文庫復刊アンケートとオンデマンド出版のリキエスタの会の話。ちくま文庫復刊アンケートは僕も参加したのだが、何を選んだのかをメモしていなかったので忘れてしまった。リキエスタの会が出した柳田泉「明治文学研究夜話」が面白いと山本さんが言っている。積ん読本になっているので、チェックしてみないと。
地元の本屋にも寄る。

特集は“大人のための児童文学”。バス待ちの時間に連載から小谷野敦「上機嫌の私」を読む。今回は“永福町の人びと”と題し、小谷野氏が住むという永福町の様々な商店(食べ物屋を含む)の人びとを描く。文学が絡まず、なんだか肩の力が抜けている感じがいい。やたら女性店員が変わる中華料理屋のくだりで、次々と消えていく女性店員にこだわる氏の姿にニヤリとしてしまう。
バスを降りて、コンビニへ。雑誌の棚に並んでいる『中央公論』を何気なく手に取ると、「okatakeの日記」で紹介されていた“若者よ、本屋へ行こう”という特集が載っていたので、思わずカゴに入れてしまう。
帰宅して、サッカーのラトビア戦を観る。松井の献身的な動きと運動量、中田英寿中村俊輔らの華麗なテクニックに心躍る時間もあったが、「腐ってもヨーロッパ」のチームの華麗さはないけど、ゴリゴリじわじわのサッカーに根負けして同点にされ、ドロー。いつもの日本代表の肩すかしにしばし脱力する。
中央公論』の特集を読む。鹿島茂×紀田順一郎対談、岡崎さんの神保町そぞろ歩きのすすめ、永江朗さんの書店員座談会などをさくさくと読む。えっ、もう終わりというくらいあっさりと読み終わる。こういう記事はいくら読んでも飽きない体質なので、もう少し特集記事が多ければいいのにと思う。だって、他の記事はたぶん読まないと思うから。生まれてこのかた『中央公論』を買ったなんて2、3回しかないし(古本としては別)。
明日は休日出張。
天気予報は雨。
気持ちはブルー。