脱力感の夜。

涼しさも板についてきた感じの秋の朝を迎える。久し振りにジャケットを着て職場へ。
なんだかんだと仕事をして、夜の10時に職場を出ようとすると外へ出る門が閉まっており、マニュアル通りにIDカードをリーダーにかざし、暗証番号を打ち込むが、扉はうんともすんとも言わない。先程通り過ぎてきた警備員室に人影はなかった。館内の巡回に出ているらしい。何度試みても開かないので、シビレを切らして門を乗り越える。これじゃ何の為のセキュリティーだかわからん。内に厳しくしてどうするのだ。

帰宅して部屋に置いてあった『本の話』10月号の「文春文庫10月の新刊」というページを眺めていると中丸美繪「杉村春子 女優として 女として」の脇に添えてある紹介文に唖然とする。
《名女優の波乱に満ちた生涯。米倉涼子主演でドラマ化!》
誰が杉村春子米倉涼子という図式を考え出したのだろうか。まさに!(ビックリマーク)だ。
言葉にならない脱力感を感じた夜。