古本とウクレレ。

また、1週間が始まった。日曜日がとんでしまったので、気分は重いのだが、さわやかに涼しい秋の朝に誘われ、バスを使わず職場まで歩く。
仕事を終え、本屋へ。

  • 『WiLL』11月号

日垣隆氏の「どっからでもかかって来い!」が復活。今回はメルマガ読者へフセイン紙幣や金正日紙幣を配ったり、宮古島雪塩を紹介するだけでなく自分で仲介をしたりと相変わらずいろいろとやってます。僕もメルマガ会員なのだけれど、IDナンバーを忘れたため登録した古いアドレスを現在のものに変更できず、いろいろと面倒なやり方でしかメルマガ「ガッキーファイター」を読むことができない。なんだかな。
向井透史さんの「早稲田古本劇場」は、ご自身が「古書現世店番日記」で告白(?)されていたように早稲田青空古本祭のPR編。今年は10月1日から6日まで。去年は行けなかったので今年は行きたい。4日に行く予定。
帰宅し、メールチェック。「ポプラビーチ・ニュース番外編」が配信されている。ここに掲載されている向井さんの「古本屋を怪しいと言わないで日記」でも、早稲田青空古本祭をプッシュ、プッシュ。全盛期の小錦を思わせる勢い。アロハでウクレレ持っていけるようないい天気になるといいですね(両方持ってないけど)。
昨晩から青木正美「古書誌・弘文荘訪問記−反町茂雄の晩年−」(日本古書通信社)を読んでいるが、評判通りこれが面白い。日記魔ともいえる青木さんの日記から反町茂雄氏に関する記述を抜き出して構成されているのだが、名前だけでその実体を知らなかった古書界の巨人の相貌が彷彿としてくる。この本を紹介する文章のほとんどが触れている反町氏と青木氏のあのことがいつ出てくるのかと思いながら、2人の微妙な関係をハラハラドキドキ辿って行く楽しさは、そこらのサスペンス映画の比ではない。
これは「一古書肆の思い出」を読まなければならないなと思う。この全5冊を何度か古本屋で見かけては踏ん切りが着かずに買いのがしてきている。川崎の近代書房で単行本を、自由が丘の西村文生堂で平凡社ライブラリー版を、そういえばこの前も地元の古本屋に置いてあった単行本の揃いを次に行った時にと思いながら、職場の先輩に先に買われてしまったということもあった。こんど出会ったら迷わずに買ってしまいそうだ。

ブログ散歩から。
内澤旬子さんの「仕事日記」で、南陀楼綾繁さんと一緒に開成高校の文化祭に行った日の出来事が報告されている。内澤さんの生き生きとした文章がステキで面白い。
ここ数日の「読書日記@川崎追分町」のコメント欄に目が留まる。こういう使い方があったんだ。お体の方も心配なのだが、このお二人のやり取りに心和むものを感じる。