もったいない男。

朝から夜の8時過ぎまでほぼノンストップ(あくまで自分比ですが)で仕事をし、どうにか明日までにあげておかなければいけない仕事を終える。ふう。
帰りに近場の家電量販店に行き、この間から気になっていたコンパクトサイズのビデオカメラを購入する。あくまで仕事用で、ラフに使用することが分かっているので、展示処分品の安いやつにする。既にあちこちにキズがあるため、あまり気にせずに使い回せるだろう。それにしても、この店は何度も利用しているのだが、どの店員に当たっても仕事が遅い。購入の意志を告げてから、店を後にするまでたっぷり30分以上かかる。そのくせ、ビデオテープ1本のサービスもない。展示処分品なのだから、きれいに手垢を拭いて梱包するぐらいの気遣いを見せてほしいものだ。
その足で本屋により3冊。

「落語手帖」は学生時分から気になる書名であったのだが、このちくま文庫で初めて手にした。辰野隆氏の序に矢野誠一さんの解説がついている。
「小説 圓朝」には桂米朝師匠の解説がつく。何年か前、圓朝についての本をまとめて読んだことがあり、その時に気になっていながら手に入らず読めなかったのがこの本と小島政二郎円朝 上・下」(旺文社文庫)だった。小島本は昨年地元の古本屋で見つけ、正岡本もこうして入手。
正岡容氏の弟子にあたり、「三遊亭圓朝」(青蛙房)の著者である永井啓夫氏は学生時代に教わった先生のひとり。ただ、その当時は圓朝にもあまり興味がなく、正岡容氏の存在も知らなかった無知蒙昧の徒であったので、永井先生にそういったお話をお聴きすることができなかった。今思えばなんともったいないことをしたことか。
帰ってきたもてない男」に関しては、すでに「okatakeの日記」(id:okatake)や「黌門客」(id:higonosuke)で読後感が紹介されているが、それらを読んで矢も盾もたまらず、購入。読むのが楽しみ。
帰宅してテレビをつけると「スターウォーズ エピソード2」をやっているので観る。以前に映画館で観た時には、最後の戦闘シーンの締めくくりで、ヨーダがものすごく速い動きのチャンバラを繰り広げた後、杖をついてよろよろ歩き出すところを完全なギャグシーンと受け止め、周りの観客が笑っていないのを不思議に思ったのだが、今日観るとギャグとして笑うには間の取り方がへたくそなのだと思いいたる。初見の時にも感じたが、いくら何でもオビワン弱すぎだろう。ジェダイの騎士たるものがこれじゃ、共和国議会からないがしろにされてもしょうがないと思うぞ。