手を携えてやってきた。

今日は気温も高い上に風が強い。おかげで花粉がとんでもないことになっているらしく、くしゃみ・鼻水・咳が手を携えてやってきたからたまらない。なるべく外に出ないように過ごす。
仕事帰りの本屋で2冊。

待っていた「プルートウ」の第2巻。ささやかな感想を書こうかとも思ったのだが、「日本近現代文学とわたし」の昨日の記事に同感する感想が簡潔に記されていたので割愛する。こういう質の高いマンガを読む楽しみは捨てがたい。現在コミックで追いかけているのはこの作品と江川達也日露戦争物語」のみ。あまり手を広げすぎると、本の方が益々読めなくなりそうなのでこれで充分だと割り切ることにしている。
「本音を申せば」は、近年警世の書としての色合いを強めている小林氏の“クロニクル・エッセイ”である。とりあえず、70ページほど読む。小泉政権批判に異議を挟むつもりはないが、どうしてもパトリシア・ハイスミスの長編小説がすべて翻訳されたことを喜ぶ『ハイスミス全集、完成へ』や逝去した都筑道夫さんの編集者としての姿を描いた『〈カルト編集者〉』などに目が喜んでしまう。本書で70歳を越えたイースドウッド監督の技量の冴えを讃えている同じく70歳を越え小林さんには、同様に頑張ってもらって今しばらく、楽しみに待っていられる文章を書き続けてほしいものだ。
岡崎武志さんが日記で触れているが、多くのブログで体調不良を訴えている方が多くなっている。そういう自分も、先日体調を崩し、今日も花粉症でボロボロだ。
みなさん、ご自愛ください。
PLUTO (2) (ビッグコミックス)