チリビーンズクラッカー

晴れて気持ちがいい。しかし、檜の花粉が風に乗って吹き荒れているらしく、咳が断続的に出るのが困る。
冬物から春物に衣類を替えなければならないのだが、とって替わるべき春物が手薄なことに思い至り、仕事帰りにユニクロで衣類を購入。そのため本屋は眺めるだけで何も買わず。西原理恵子の新刊などを確認したのみ。
バスを待ちながら多川精一「焼跡のグラフィズム」を読む。触りの部分だけだが面白そう。
家でブログ散歩。退屈男さんが山川方夫「親しい友人たち」(講談社文庫)を取り上げている。先日読んだ小林信彦「物情騒然。」にこの本の題名(正確には連載時の題名)をつけたのは作品が連載されていた『ヒッチコックマガジン』の編集長であった小林さんであることが書かれていたのを読んだばかりだったのでタイムリーな話題であった。
新・読前読後では広瀬正「マイナス・ゼロ」が取り上げられている。この本は先週の土曜日に藤沢の聖智文庫で買ったばかり。集英社文庫広瀬正小説全集は新刊の頃(高校時代か)から書店で気になり何度も手に取ったものの、SFであるという先入観からこれまで読まずにきた。今回、中をパラパラめくると戦前の物価表が載っていたりして、戦前の東京が舞台となっているものであることが分かり、興味を持って購入。kanetakuさんの読後感を読むといっそう興味深く感じた。広瀬氏の他の本も集めるとともに今度読んでみようと思う。