本のひやかし。

今朝は、雪。寒い。

今日は、職場の同僚と串焼きで軽く一杯。
その帰りに本屋で軽く1冊。

この老夫婦シリーズもこれで3冊目(「せきれい」、「庭のつるばら」そしてこれ)。この本が第1作であるので心置きなく読み始められることになった。でもいつ読み始められるかは不明。本を積み上げた部屋を歩く時の気分は、きっと昔の若い衆が吉原を流して歩く時の気持ちに近いのではないか。あちらこちらから袖引きの声があがる。「ちょいと、ずいぶんお見限りじゃないのさ」なんてね。
積読本の花魁をあちらこちらと手にとり、数行読んだり、解説にさっと目を走らせたり。まあ、ひやかしですね。
「今夜は、ちょいと時間がねえんだ。次は上がるからよ」
「ホンとだよ、あてにしてるからね」
「おう、まかしとけ」
なんて安請け合いしたりして。そんな風に今夜も更けて行くのでした。


いくつかのブログで、小林信彦氏の新刊「東京散歩 昭和幻想」(知恵の森文庫)の親本の話題が。
えっ、あの本だったのという驚き。
いや、まったく読めませんでした。
それにもう発売されていたとは。書店を流していたのに見落としてしまった。
やはり、ほろ酔い加減でいたせいか。
明日、現物を確認に行きます。
それと、林哲夫さんの素描展「読む人」にも行かなくては。