今日の音楽

「子守唄アルバム」シリーズ(?)第3弾。

  • STAN GETZ&JOAO GILBERTO「GETZ/GILBERTO」(VERVE)

このアルバムとは大学時代からの付き合いである。ゲッツに興味を持って当時のレンタルレコード屋(CD屋ではまだなかった)で借りてダビングしたのがこのアルバム。その時はボサノバという言葉さえよく知らなかったから、ジャズの意識で聴いた僕は戸惑った。ジョアンの気だるそうな歌声が何か不気味なものに思えて、ゲッツのソロだけ摘むようにして聴いていたのが懐かしい。その思いをほぐしてくれたのが、「イパネマの娘」や「コルコヴァード」に参加しているアストラッド・ジルベルトの歌声だった。今は、彼女よりジョアンの声の方に魅かれる。そういう歳になったと言うことですかね。

ゲッツ/ジルベルト