今日の音楽

ジャズ喫茶メグの店長であり、ジャズエッセイストでもある寺島靖国氏の文章が好きである。氏の本も随分読んだ。最近ちょっとご無沙汰していたのだが、昨年秋に「JAZZオーディオ寝ても覚めても四苦八苦」(河出書房新社)を読んで、久しぶりに寺島節に酔った。洲之内氏と同じく「文は人なり」という言葉を思い起こさせる人である。両者の文章はともに癖になり後をひく。その寺島氏が選曲したジャズコンピレーションの最新版「Jazz Bar 2004」を聴く。最近のジャズの中から氏好みのプレーヤーと曲を選んだもの。新しめのジャズにうとい僕にはちょうどよいテキストと言える1枚。
寺島靖国プレゼンツ JAZZ BAR 2004