今日の音楽

JAZZの名盤は色々とあるが、マイルス・デイビスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」(ソニー・レコード)はその名に恥じないものと言えるだろう。個人的には数あるマイルスのグループの中でもこのカルテットのものが一番いい。しかし、1つだけ難を言えば、2曲目の“Ah-Lue-Cha”だけが演奏の質としても雰囲気としても異質に感じてしまうのだ。そのため、この曲だけ飛ばして聴くことが多い。ただ、完璧な演奏やアルバムもいいが、少し瑕のある方がなんとなく愛着を感じ、長く付き合える気がするのも確か。このアルバムなどすでに2回も買い換えているくらいに長い付き合いである。
Round About Midnight