河川敷でスキータイツ

今日は、仕事で朝から寒風吹きすさぶ河川敷へ。密かにコーデュロイパンツの下にスキータイツを装着して臨んだのだが、やはり寒かった。
2時に仕事が終わり、やっと休日が始まる。まず、最寄のブックオフを覗いてみると、本日500円以上の単行本は200円引きというセール中。結局単行本1冊と雑誌2冊を購入する。

  • 山村修「遅読のすすめ」(新潮社)
  • サントリークォータリー』(23号・1986年2月)
  • 『すばる』(1999年2月号)

「遅読のすすめ」は、新刊で出たときに買い逃していたもの。
サントリークォータリー』は、表紙が安西水丸で、昭和のモダニズム作家・龍膽寺雄のインタビューが掲載されている。1986年にまだ存命していたというのが、ちょっと驚きであった。
『すばる』は巻頭に丸谷才一+A・S・バイアットの対談(「文学のハイジャック」)とバイアットの短篇を載せている。バイアットは昨年の夏に「抱擁Ⅰ・Ⅱ」(新潮文庫)を読んで、その面白さに驚嘆した経験があり、興味を持っている作家の1人。相手が対談の名手・丸谷才一氏とくれば、放っては置けない。帰宅後、さっそく目を通す。基本的には、ともにモダニズム文学や「『文学』についての小説」を愛する2人の作家のエールの交換なのだが、バイアットがヘンリー・ジェームズを高く評価していることが印象に残った。積読になっている「鳩の翼」(講談社文芸文庫)やジェームズを主人公としたデイビッド・ロッジ「作者を出せ!」(白水社)を読まなくてはと思う。

帰宅前に新刊書店で雑誌を1冊。

  • 話の特集 創刊40周年記念』(WAVE出版)

1995年に休刊した『話の特集』の特別復刊号。同窓会的な意味合いもあり執筆陣が豪華である。ただこれだけ執筆者の平均年齢が高い雑誌も珍しいのではないかな。