今日の音楽

畠山美由紀という人を知ったのは、22日に触れた「LIFE TONE」(COLUMBIA)の選曲者としてである。その選曲のセンスがいいので、どんな歌を歌うのか気になり、上記アルバムを購入した翌日に最寄のCDショップで探してみると1枚だけあったのが、「Fragile」(フェイスレコーズ)。オリジナルも歌う人であるらしいがこれはカバー曲集となっている。同じくカバー曲を歌うアン・サリーと近い存在と言える。ただ、アン・サリーがそれぞれの曲に同調して歌うのに対して、畠山美由紀はその曲を歌っている歌手に同調して歌っているように感じられる。2曲目の“Don’t Know Why”などノラ・ジョーンズそのものと感じる瞬間さえある。個人的には、前者のあり方に惹かれる。これは、良し悪しではなく、ただの好みの問題。
Fragile   (CCCD)