レオポンとしての新書。


 やっと泊まり込み仕事が終わる。


 今週初めての本屋へ。

人声天語 (文春新書)

人声天語 (文春新書)

ku:nel (クウネル) 2009年 05月号 [雑誌]

ku:nel (クウネル) 2009年 05月号 [雑誌]


 坪内本は『文藝春秋』の連載をまとめたもの。新書と言えばひと昔前は書き下ろしを意味したものだが、今やコストのかかる単行本化を避けるための受け皿となってしまっている。これまでなら、単行本を買って読んで、数年後文庫化を機に再読という流れがあったのだが、新書が文庫化されるケースは単行本のそれより極端に低いように見受けられる。これは著者にとっても読者にとっても淋しいことのような気がする。単行本→文庫本というそれぞれの味わいを持つ2つのものを新書という器で無理やり一つにまとめたような感じは好きじゃない。それはレオポンの持つ悲しみにも通じるような気がする。




 夜は久しぶりに自宅でぼんやりと過ごす。なんだか本を読む気にもなれず、「アメ・トーク」などを見て寝る。