ヤッターマンからの賀状。


 7時に起きて母と一緒に箱根駅伝往路を見る。我が家の恒例行事である。


 見ながら雑煮を食べ、姪とトランプをし、朝風呂に入ってもまだ箱根に着かない。


 無事箱根到着を見守ってから、弟の車で駅へ送ってもらう。実家を出てから20年。すでに一人暮らしが身に染みてしまっているので、独りになった瞬間に肩から力がすうっと抜けていくのを感じる。己を振り返り、業の深い生き物であるなあと思う。


 途中下車してブックオフを覗く。とくにこれといったものもなかったが、今年の口あけなので文庫を3冊だけ買った。


 また電車に乗り込み北千住で始発に乗り換え、座って「説得」を読みながら帰る。ジェイン・オースティンの最後の小説となったこの作品は「高慢と偏見」や「エマ」のような日向性のない容姿も衰えつつあるヒロイン・アンが登場する。そしてこれまで他人に設定されることの多かった俗物も親姉妹の中にいるというようなビターな感じがこれまで以上に強い。



 地元の駅で下車し、いつもの本屋へ。

  • 『SIGHT』vol.38

 第3特集が“ブック・オブ・ザ・イヤー'08”であったのでとりあえず買ってみる。ブック・オブ・ザ・イヤーが第1特集だった頃が懐かしい。


 帰宅してポストに入っていた年賀状を確認し、返礼の年賀状を書く。年賀状をチェックしていると一瞬「嵐」櫻井翔から来ていると思い驚く。もちろんそれは勘違いで日本郵政株式会社からの挨拶状であった。映画の宣伝も兼ねているとはいえ、その櫻井翔ヤッターマンのキャラクターで写真に写っているというのもどうだろうと思う。