甲子園球場の女子高生と僕。


 朝、職場を出て駅への坂道を登る。肩には職場名と矢印の入ったプラカードを乗せて。通り過ぎる人がそんなものを持って歩いている僕にチラッと視線を送りながら横をすり抜けていく。


 今日は職場でイベントがあり、その道案内役を割り振られてしまったのだ。8月に逆戻りかと思う蒸し暑さで駅に着いた時には頭から汗が滴り落ちるくらい。こんな暑い日にプラカードを持って歩くのは、甲子園球場の開会式の女子高生か僕くらいなものだろう。


 職場への最終バスに乗ってくるといいよとイベント主任から言われていたのだが、持ち場担当時間を終えてバス停に向かうとバス会社の人の「最終バスはさっき出ました」という涼やかなる声が耳に聞こえる。



 言葉にならない呻きを発しながら暑い坂を職場へと戻る。



 夕方まで働き、職場を後にして出張場所へ。夜7時から2時間ほど仕事。終了後、横浜駅行きのバスに乗るが、渋滞で30分以上かかった。



 電車で小林信彦紳士同盟ふたたび」を読みながら帰る。



 帰宅後、ブログ散歩しながら今日の外市情報を収集。



 明日は僕も参加します。