気分がのらず、何事にもやる気が出ない一日。なんとか、昨日寝かしておいた原稿だけは仕上げてメールで担当者へ送る。
退勤後、気晴らしにブックオフへ。
単行本の105円棚を眺めていると、今年亡くなり、今月の『WiLL』で特集が組まれている百瀬博教氏の「不良日記」(草思社)があったので手に取ってみる。強面のイメージのある百瀬氏と安西水丸さんのポップなイラストがなんとなくミスマッチな感じでいい。開いてみると、そこにはサインが入っていた。しかもあの前田日明宛である。きっと自分より欲しい人がいるはずだから、明日からの外市に持っていくことに決めてかごに入れる。
帰宅して、外市の補充本の準備をする。明日の初日は仕事の関係で行くことができないため、明後日(2日)の日曜に補充本を持っていくつもり。
以下、補充本のリストを。
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【単行本】
【新書判】
- レイモンド・チャンドラー(田中小実昌訳)「高い窓」
【文庫本】
- 鹿島茂「子供より古書が大事と思いたい」
- 鹿島茂「パリ五段活用」
- 嵐山光三郎「東京旅行記」
- 高見順「敗戦日記」
- 和田誠「シネマッド・ティーパーティ」
- 谷川俊太郎・和田誠「マザー・グース1」
- マイク・ロイコ「男のコラム1」
- 松浦理英子「葬儀の日」
- 天野祐吉「嘘八百!」
- 天野祐吉「また、嘘八百!!」
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江藤淳「パンダ印の煙草」は佐野繁次郎装幀本。紺のカバーに白のパステルで著者名と書名が書かれているだけなのだが、その独特の書き文字がいい味を出しているので好きな装幀のひとつだ。
先日、外市出品本のリストを日記にアップした後、「古書現世店番日記」をのぞいたら、向井さんも出品本の一部をリストアップしていた。素人とプロの品揃えの違いに今更驚きはしないのだが、欲しい本がそこに。初日に行けないのがかなしい。