不安を削る月曜日。

　月曜日。今週の仕事が始まる。この週初めというのはどこか微妙な不安を胸の奥に感じさせ、とりあえずいつもの動きの反復の中に少しずつその不安感を削り取らせていこうという営為を毎週のように僕に迫るのだ。

　退勤後、同じセクションの同僚たちと飲み会。焼き鳥を売り物にした今時のちょっとオシャレな居酒屋という感じの店。さすがに焼き鳥はうまい。最後にしめとしてみんなでラーメンを頼む。

　帰宅後、ブログ散歩。本やタウンの文庫近刊情報が更新されている。
　１０月発売の文庫で気になるのはこんなところ。

• 小谷野敦「退屈論」（河出文庫）
• 池田彌三郎「世俗の詩・民衆の歌　池田彌三郎エッセイ選」（講談社文芸文庫）
• 小林多喜二「老いた体操教師・瀧子其他　小林多喜二初期作品集」（講談社文芸文庫）
• 佐藤春夫「この三つのもの」（講談社文芸文庫）
• 黒川鍾信「神楽坂ホン書き旅館」（新潮文庫）
• 中平卓馬「なぜ、植物図鑑か中平卓馬映像論集」（ちくま学芸文庫）

　小林多喜二の「老いた体操教師」というのは曾根博義先生が見つけた全集未収録短篇じゃないか。早くも文庫化か。