ボサノバばっかなら。

遅番の日なのだが、先週土曜日の出張の後始末に朝から出勤。


夕方、野外仕事をしていると周囲の家の屋根のすぐ上に黄色い大きな月が出た。日が落ちて気温が下がり、吹いていた強い風が急にやんだ。

職場に戻って机仕事。A4サイズ1枚の書類を作るのに細かいレイアウトが要求されるため1時間半もかかってしまう。


8時半過ぎに退勤。駅までの道を歩いていると、さっき出た月が夜空の高い方へ小さく白い光を発しながら登っていく。


本屋へ。

レジ横で『波』11月号を貰う。


近くのそば屋へ。買った雑誌をぱらぱらと眺める。


帰りのバスは昨日仕入れた立川談春朗読「姑獲鳥の夏2」を聴きながら。関口巽が神保町の古本屋街を歩き、榎木津礼二郎探偵の薔薇十字探偵社を訪ねるところ。


帰宅して白川静孔子伝」を少々。


今日の4000番台。

ボサ・ノヴァ・バッカナル

ボサ・ノヴァ・バッカナル


セロニアス・モンクのグループに所属していたチャーリー・ラウズのボサノバアルバムが4119番。僕にとってはモンクではなくソニー・クラークの共演者として名前を覚えた人。ラウズというとストックフレーズを多用するマイナーテナーという印象なのだが、このアルバムの彼は軽やかによく歌っている。不思議とボサノバアルバムというのは細かいことがあまり気にならず、寛大な気持ちで聴くことができる。小さなことを気にせず大枠オーケーな気分でいられるのだ。いっそ、この世の音楽が“ボサノバばっかなら”いいのにね。


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