THIS BOY IS NOT ENOUGH STUDENT FOR ME


久し振りにぐっすり眠る。


起きて洗濯をして読書。
「昭和初年の『ユリシーズ』」を数章読む。


コンビニとクリーニング屋へ。外は残暑。
昼食と夕食、それに洗濯物を抱えて帰宅。


昼食を食べながらDVDで川島雄三監督「銀座二十四帖」を観る。昭和30年頃の銀座が主人公ともいえる映画。銀座を堪能しつつ、森繁久彌氏の語りを楽しむ。意外に達者な北原三枝さんのコメディエンヌぶりも収穫。大坂志郎さんはいつ見ても年齢不詳に思える。ラストの屋上のシーンはルーティーンだけどなかなかスタイリッシュ。


観終わって、付録のブックレットに目を通すと、森繁さんの他に宮尾與男「銀座の思い出」という文章が載っているのを発見する。高校3年生の時に、この宮尾先生に現代文を教わったことを思い出す。高校の隣が大きなお寺だったので、土曜の授業の時などは、みんなで先生をたき付けて、教室を出てお寺の境内で遊んだりした。クラスメイトのひとりは調子にのって寺の廊下を走り回り、坊さんから「地獄へ堕ちろ」と怒鳴られたりしたっけ。
宮尾先生は、宮尾しげをさんのご子息で、近世文学の研究者であった。一度だけ、現代文のテストでクラス1位をとった時、「本当はあの漢字ははねていないから、×なんだよな」と繰り返し先生から言われたことを覚えている。僕のような生徒がトップになったことが納得いかなかったんだろうな。


その後、庄野潤三「自分の羽根」を少し読んだり、平野甲賀「もじを描く」などを読んで過ごす。「もじを描く」は読了。


テレビで「Xメン2」を観る。なにも考えずこういう映画をぼうっと眺めていたい気分なのだ。


今日の4000番台。

カミン・ユア・ウェイ

カミン・ユア・ウェイ


スタンリー・トミーのタレンタイン兄弟+ホレス・パーラントリオ共演の4065番。気心の知れたメンバーに囲まれて、いつものごとく大仰なテナーを気持ちよく吹くスタンリーを楽しむ。1曲目の「MY GIRL IS JUST ENOUGH WOMAN FOR ME」という曲名が気に入った。英語だとこういうダイレクトな表現が映える。日本語だとどうしても気恥ずかしくてこんな風には表現できないよな。


読了1。


【購入できる新刊数=6】