葉子と一朗。


朝、寝床で大岡昇平「花影」(講談社文芸文庫)を読み始める。今月の講談社文芸文庫はこれ。もうあと2日しかないのだが、とりあえず足掻くだけ足掻いてみよう。


午前中は、洗濯とブログ散歩。
午後からは仕事部屋の整理をして締め切り仕事を本格的に始める。最近は仕事もテレビも音楽鑑賞もネットもすべて居間で済ませていたため、仕事部屋は物置状態となっていたのだ。部屋の本の整理をし、机の上を片付け、仕事用のパソコンを設置して仕事のできる状態にした。では、音楽でも聴きながらと久し振りにこの部屋のCDプレーヤーにジョン・ルイス「グランド・エンカウンター」を入れるが、うんともすんともいわない。故障だ。他の部屋からスピーカーのついたウォークマン型CDプレーヤーを持ってくる。ふと、灯をつけると電球が2つ切れていることに気付く。コンビニへ買い出しに行き、付け替えてやっと環境が整う。ふう、疲れた。


夕方まで仕事。夕食後、「三國一朗の放送室」が読みたくなり、読み始める。ほんとに細かい点までよく目配りされている本で、昨日の日記で触れた文藝春秋編「洋画ベスト150」所収の三國一朗氏のエッセイもしっかりと引用されていた。
三國氏はおばあちゃん子で、子供の頃おばあちゃんのおっぱいを吸っていたら母乳が出たというエピソードが書いてあるのを読んで驚く。午前中に読んでいた「花影」のヒロイン・葉子もおばあちゃん子で、しかもおばあちゃんから母乳が出たというところまで同じなのだ。


今日の4000番台。

テンダー・フィーリンズ

テンダー・フィーリンズ


後にブルーノートのプロデューサーも務めるピアソンの2枚目のリーダーアルバムが4035番。オリジナルは1曲だけで後はスタンダードナンバーで構成している。ブルーノートにありがちな堅い音とはひと味ちがう優しい音色のピアノを弾く人。その特質が6曲目の「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」に一番出ているように思う。