『ブルータス』お前もか。

今週の出張のツケで午前中は大忙し。午後からゆっくり懸案の仕事にかかろうと思っていたのだが、トラブル処理に時間を取られ、やっと1人パソコンに向かった時には睡魔が襲ってきて仕事が進まず。あきらめて自宅に持ち帰ることにする。
本屋に寄る。

特集は“旅に持っていく本 全263冊”。この雑誌は年に一度は本及び本屋の特集をやるので見逃せない。う〜ん、今回は旅に携帯する本ということだけど、みんな好きな本をあげている感じでとりたてて“旅”に特化する必要も感じない。
辛酸なめ子の夢実現、世界遺産を本と巡る。」と題して東武ワールドスクウェアに佇む辛酸なめ子さんに笑ってしまう。場所と人が余りにハマり過ぎている気がして。
山田詠美「道草の原点」というエッセイが掲載されている。著者が小学校時代に住んでいた磐田市を訪ねたフォト&エッセイという体裁。その写真がまるで『ku:nel』してる。同じマガジンハウスとはいいながら、『ブルータス』お前もかという感じ。
「セレブが旅に持っていった本は、コレです!」という記事ではリゾート地で休日を楽しむセレブが手にしている本をチェック。ハリウッドスターが何を読んでいるのかにはまったく関心がわかないのだが、ローワン・アトキンソンの写真のキャプションに《ロサンジェルス鬱病の治療を終えた直後》とあり驚く。それで最近見なかったのか。劇場版「ビーン」からの不調振りが気になっていたのだが、そんな背景もあったのだな。この人はどうも映画向きではなく、BBCあたりでマイナーなコメディー番組をやっているのが一番向いているのではないかと思う。ミスター・ビーンでブレイクする前にやっていた「ブラックアダー」が彼の最高傑作だろう。最終話でのニヒルな英国軍人役など彼の資質が生かされた最高のパフォーマンスだった。“ビーン”ブームの時に出たセルビデオを持っているのだが、人気の去った現在ではDVD化もされないようだ。モンティ・パイソンが好きな人にはオススメの作品。
モンティ・パイソンと言えば、パイソンズの一員であったテリー・ギリアム監督の最新作「ブラザーズ・グリム」が11月上旬に公開されるらしい。『ブルータス』にギリアム監督のインタビューが載っている。短いインタビューなので物足らず。劇場で観たいけど、またレンタルDVDでということになりそう。
家でTVをつけたら、昆布ポン酢のCMに昭和のいる・こいる師匠が出ていた。ブームの予感、まさかね。