古書現世の目録が届いた。

帰宅すると今日もポストに郵便物が。

古書現世の目録『逍遥』が届く。

早速、裏表紙に掲載されている「店番日記」を読む。

相変わらず面白い。古本屋にとって困ったお客さんの話なのだが、それを語る手際が見事。同じような経験をしている古書店主は多いだろうが、その話を文章でこれだけ鮮やかに書ける人はほとんどいないのではないだろうか。

目録の中身にも目を通す。自分の興味に合致する本が多いので、読んでいて楽しい。その中から3冊選び、注文メールを送る。
注文は先着順ということなので、本が手に入るかは不明。このハラハラドキドキ感が目録買いの醍醐味である。結果がどうなるか楽しみ。

メールを出した後も目録に何度も目を通す。その度に欲しい本が見つかってしまう。追加注文を出そうかと思うこと数度に及ぶが、切りがなくなるので我慢する。別に宝くじを買うわけではないのだから、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる式ではつまらない。選び抜いた本に思いを込めて注文する。そこに本を愛好する思いと喜びがあると自分に言い聞かせた。

【追記】

デイリースムースを見てみると、追加注文を考えた「筑摩書房の三十年」は、林哲夫さんが入手されたようだ。僕の選んだ3冊はどうなるのだろうか?