読書より遠くはなれて。

昨日、誰もいない職場でひとり働いているのが楽でいいというようなことを書いた。その罰が当たったのか、夜10時を過ぎているのにひとりで職場に残っている。明日の仕事で必要な書類の準備が思ったよりも大変でこんな時間となってしまった。
これから帰宅してから日記を書いていたのでは、明日になってしまうため、職場で簡単に書いてから帰るつもりである。

そんなわけで、今日は本も読めず、書店にも寄れず、音楽も聴けない1日となったため、本や音楽の話ではなく、雑感を少々。


このブログを書き始めてほぼ1ヶ月。いつまで続くかと思っていたのだが、書いてみると思いのほか楽しく、いつの間にか欠かせない日課となってしまった。

そこで、悩みが生じてくる。仕事を終えて寝るまでの数時間――この時間が1日の中で自分の好きなことに使える唯一の時間であり、これまでは音楽を聴きながらの読書の時間であった。そこにブログを書く時間が入り込んできてしまったわけだから、当然読書の時間がなくなってしまう。電車ではなく、バスと徒歩による通勤をしているため、通勤時間に本を読むことができない(バスでは気持ち悪くなって読書ができず、かといって津野海太郎氏のように歩きながら読書をするような高等技術は持ち合わせていない)。仕事中に読書をするような余裕もないとくれば、生活から読書がどんどんとその居場所を失っていくことになる。読書系ブログを始めた途端に、読書ができなくなり、気が付けばただの購書日記となっているではないか。「未読王購書日記」(現在休止中。再開されることを強く望む)のようなアンチ読書のポリシーと面白いギャグとボケ技の冴えをみせるものであればそれでもよいが、こちらは読む気のない本は買わない主義であるだけに悲惨だ。

他のブログを見ると、結構マメに更新し、分量も多く書いていながら、読書も怠らない人も多い。どうしてそんなことができるのか僕には不思議に思えてしまう。
読書ブログを始めることによって読書から遠くはなれてしまうというジレンマ。
これが今僕の悩みである。