なにやらストレスを自分で自分にかけているような一日を過ごし、夕方退勤。
ストレス解消にお決まりのブックオフへ。一カ月後に迫った外市の仕入れも兼ねてと自分に言い聞かせて文庫を中心に買いまくる。
シャルル・ペロー/澁澤龍彦訳「長靴をはいた猫」(河出文庫)
W.バロウズ「ソフトマシーン」(河出文庫)
金井美恵子「道化師の恋」(河出文庫)
嵐山光三郎「素人包丁記・海賊の宴会」(講談社文庫)
武田徹「メイド イン ジャパン ヒストリー」(徳間文庫)
林屋辰三郎/梅棹忠夫/多田道太郎/加藤秀俊「日本人の知恵」(中公文庫)
山口瞳「男性自身 木槿の花」(新潮文庫)
開高健監修「洋酒天国2」(新潮文庫)
ビル・クロウ/村上春樹訳「さよならバードランド」(新潮文庫)
矢野誠一「エノケン・ロッパの時代」(岩波新書)
中野翠/石川三千花「VIDEOまっしぐら」(主婦の友社)
和田誠「銀座界隈ドキドキの日々」(文藝春秋)
なかでもうれしかったのは「洋酒天国2」かな。あの名高いPR誌『洋酒天国』からのエッセイ・コント傑作集。吉田健一、戸板康二、獅子文六、伊丹十三、高橋義孝、稲垣足穂、水谷準、吉行淳之介といった各氏の文章と、柳原良平画伯を中心としたイラストが多数収録されている。
帰りにモスバーガーで夕食。ここのブックオフに来たときはこのモスに寄るのが定番になっているのだ。期間限定の黒豚メンチカツバーガーといつものテリヤキチキンを食べる。箸休め(といっても箸は使ってないけど)に携帯本の福田恆存「人間・この劇的なるもの」(新潮文庫)を少し読んだ。
自宅に戻って「唐獅子株式会社」でリハビリを続ける。解説の筒井康隆氏が言うように“スター・ウォーズ”のパロディである「唐獅子惑星戦争」のはじけっぷりは見事。
bukuさんからリクエストのあった杉森久英「大政翼賛会前後」のさわりを少しだけ。冒頭〈めちゃくちゃに面白い自伝〉として吉田健一訳のチェスタトンの自伝が引用されている。そっちも読んでみたくなった。