神保町まで本を買いに行く。


 今日もやたらめったら暑い。連日の野外仕事でさすがにへばり気味。


 退勤後、本屋へ。

 これが出ていた。背表紙は堀江さんらしい落ち着いた色になったな。またこの作品を読み返すいい機会だ。
 昨日の「報道ステーション」で鴨志田穣西原理恵子夫妻を見て鴨志田さんとの復縁とその死を描いた「毎日かあさん4 出戻り編」を読みたいと思い、昨日書影を見た棚に行ってみるがない。


 名前を知ってはいたが初めて入る店で夏バテ予防のためにペペロンチーノを食べる。


 もうひとつの本屋に行ってみるが「毎日かあさん」はない。ここで俄然読みたさがつのる。横浜の有隣堂か、渋谷でブックファーストに行こうかと思うが土曜日のあの人ごみの中に出て行くのは億劫だ。それならいっそ渋谷を突っ切って神保町まで足を伸ばすことに決める。


 先程買った「雪沼とその周辺」の池澤夏樹解説を斜め読みした後に冒頭の「スタンス・ドット」を読みながら神保町へ。


 今週2度目の書肆アクセスへ。

 前の2冊は前回買いそびれた荻原魚雷フェア本。最後の「半畳日記」は以前から欲しくて買うならアクセスでと思っていたのだが、やっぱり畠中さんのいるレジにはちょっと出しづらかった。今日は別の人だったので一番下に滑り込ませる。


 東京堂ふくろう店の平台で「毎日かあさん4」をゲット。

毎日かあさん4 出戻り編

毎日かあさん4 出戻り編


 これで目的を果たしたから帰ろうと思いながらもやはりいつもの流れで日本特価書籍に寄ってしまう。
 仕事の本を1冊買おうとレジに行くと、小振りの旅行鞄らしきものを持った中年男性が店の人に「領収書を“長山歯科”でお願いします」と言っているのが耳に入る。旅行鞄を持っているということは東京在住の人ではなく、何冊も本を買う“長山”という名前の歯医者さんと言えば、新書をたくさん書いているあの“長山さん”だろうか。


 帰りの電車で早速「毎日かあさん」を読む。通常の子供話は相変わらず巧みに笑わせてくれる。出戻り夫の鴨ちゃんが出てくる話は感情が揺すぶられるものが多く、この本のために書き下ろした死に行く夫を描いたページはやはりグッとくるものがある。人目のある車中でなければ危ないところだった。
 最愛の人の死を悼みながらもそれをマンガにして商売にする。その両方が自然に共存できるところに西原理恵子という人の素晴らしさがあると思う。


 今日は職場でも本でも感情的に刺激されることが多く、仕事があまり手につかず。


 9時から予定通り日韓戦を観る。延長終わって0−0。PK戦の途中でどうでもよくなりテレビを消す。これで負けたとしても得るものは韓国の方が多いだろう。


 今日はこれを聴いた。


 

ズート・シムズ・イン・パリ

ズート・シムズ・イン・パリ