三人寄れば。


本日は野外仕事。
予想外に早く終わったため神保町へ行くことにする。
寒い野外にいたので体調が悪化し、どうやら本当に風邪をひいたらしい。

車内で堀井憲一郎「若者殺しの時代」(講談社現代新書)を読みながら神保町へ。


書肆アクセスで。
『ほんまに』創刊号
『本の手帳』創刊2号
探していた『spin』はなかった。『雲のうえ』2号をいただく。

東京堂で催し物の看板を見る。今日の3時から内堀弘×高橋徹×田村治芳3氏の鼎談が行われると知り、店員さんにまだ席があるかと聞くとあるというので予約を入れる。

すずらん通りのドラッグストアで風邪薬を買い、神田伯刺西爾でケーキを食べた後に飲む。

お茶をする前に買ったもの。
村山書店の店頭台から、久坂葉子「幾度目かの最期」(講談社文芸文庫)。
岩波ブックセンターで『みすず』1/2月号(読書アンケート特集)。
日本特価書籍で『ユリイカ』2月号(戦後日本ジャズ文化)。
三省堂自遊時間で『Lmagazine』3月号。


東京堂の6階の会場に行って座って待っていると偶然隣りの席に荻原魚雷さんと石田千さんが座る。一番前の席には坪内祐三さんの姿もあった。
鼎談は月の輪書林の高橋さんが適度に暴走して楽しませてくれる。お三方が3冊の本を持ち寄り、その本について話した後、青木正美さんの「ある古本屋の生涯 谷中・鶉屋書店と私」の話題になる。三者三様の思いを語って鼎談の最期を締めくくった。

閉会後、会場にいらっしゃった書肆アクセスの畠中さんにご挨拶する。『spin』を今日買えなかった話をすると、畠中さんがご自分のものを譲ってくださる。うれしいやら申し訳ないやらで風邪に上気した顔が益々赤くなった。


帰りの電車で「若者殺しの時代」を読了。面白い本であった。堀井さんに対する見方が大きく変わった気がする。この人すごいや。


帰宅後、中野翠「よろしく青空」読了。
『spin』から北村知之「エエジャナイカ1 雨の十一月」と間村俊一内堀弘林哲夫「珈琲漫談一 山猫軒にて」を読む。北村さんの文章はすでに散文の香りがする。
『Lmagazine』から山本善行さんの「天声善語」を読む。昨年の収穫の話。そこにあげられている書名を見てまさにぐうの音も出ない感じ。

風邪薬を飲み、冷えピタシートを貼って夜を過ごす。
明日は一日養生しなければなるまい。