ストレスにちくま文庫。

今日の仕事は散々だった。色々な用件が短時間に飛び込んできて、バタバタでゴチャゴチャ。
重要な会議でも上司に無責任だと怒られる。
なんだかんだで明日の休日も出勤することに。
こんな自分に向かない仕事をいつまで続けるつもりなのかと我ながらウンザリして落ち込む。

こんなストレスにまみれた日もやっぱり書店に行くのだ。いや、こんな日だからこそ、書店に行くのだ。
ちくま文庫の2月の新刊が並んでいた。ストレス解消の3冊。

この他にも、「婦人家庭百科辞典(上・下)」(ちくま学芸文庫)があったのだが、値が張るのでこれは神保町で探すことにする。
与太郎戦記」は単行本を古本で買って持っているのだが、ちくま文庫で出たとなればやはり買って読まなければなるまい(なぜと聞かないでいただきたい、そういうものなのです)。
北尾トロ本は親本で読んでいるのだが、これもやはり買わねばならない。「文庫のための長いあとがき」を読むと、この本に書かれた以降のトロさんのオンライン古本屋としてのあゆみがまとめられている。そこで触れられている公開講座オンライン古本屋の作り方』に参加したり、西荻窪のサパナでの期間限定杉並北尾堂ブックカフェに昨年行ったりしたことを思い出す。今や年収300万円時代のサラリーマンの小遣い稼ぎという様相を呈し始めたアマゾンやヤフオクを利用した古本売買と一線を画す、趣味としての古本屋に徹するという姿勢が好きだ。ライターとしての本業があるからこそとはいえ、その急がない姿勢になにか心和むものを感じる。
最近のちくま文庫は古本ラインと落語ラインの充実をはかっており、両方に目のない僕にとっては「ごはんのおとも」のような存在なのである。がんばれちくま文庫。負けるなちくま文庫(何に?)